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屋外用の耐光ポスターは、どのぐらい日焼け色褪せしないのか!? ギンギラ夏の屋外実験(予告編)

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突然ですが、この夏がはじまった6月のこと。弊社の屋上で、とある屋外実験をはじめました。
その内容と結果は・・・。

実験は、社屋の屋上で100日以上にわたって続けられた

みなさんは、屋外に掲示されているポスターなどの印刷物が、日焼けや色褪せしてしまっているのを見たことはありますか?
鉄道の地上駅や、道路脇にあるバス停の待合室、政党の政治活動用の掲示場所などに貼ってあるポスターなどが、色あせて薄く青っぽく退色しているのを見かけたことがある人も多いでしょう。
また、屋外のみならず、日当たりのよりエントランスホールなどの室内でも、貼ってある印刷物が色あせてしまっていることがあります。

色あせてしまった選挙ポスターでは公約も色あせる

こういった、色が薄くなったり全体的に青っぽくなってしまう現象は、印刷物のインク成分が紫外線によって変質してしまうことによって起こります。この変質によって、黄色や次いで赤色が目に見えなくなってしまい、全体的に変色して見えるというわけです。

そして、このように紫外線で退色してしまうと、例えば選挙ポスターの人物の顔色が悪く見えたり、イベントポスターなどで食べ物の写真が美味しくなさそうに見えたりで、せっかくのイメージが悪くなってしまいますね。
そこで、一般的には次のような方法で、印刷物の色あせを防止しています。

 ① 色あせる前に、同じ新しいものと貼り替える
 ② UV耐性のある「耐光インキ」で印刷する
 ③ 印刷物をUVカットラミネートで加工する
 ④ UVカットニスを印刷後に塗布加工する

このうち、①はコストと時間がかかるために除外しまして、②~④のそれぞれは、どのぐらい色あせ防止(耐光)に効果があるのか、実際に弊社でテストしてみました。

日当たり抜群の弊社の屋上で実験スタート!

テスト内容

開始日:2022年6月17日
場 所:弊社(4階建ビル)の屋上
紙 種:ユポ(風雨にさらされる為、耐水性に優れたユポ紙を使用しました。)
比較物:① 通常のオフセット印刷
    ② 耐光インキ印刷
    ③ UVカットラミネート(通常の①をラミネートして使用)
    ④ UVカットニス(通常の①にニス加工して使用)
    ⑤ 耐光インキ印刷 + UVカットラミネート(耐光インキの②をラミネートして使用)
    ⑥ 耐光インキ印刷 + UVカットニス(耐光インキの②にニス加工して使用)
終了日:2022年9月21日現在、続行中!

真夏の太陽光線をめいっぱいに浴びる

耐光テストは、紫外線を当てる装置を使えば短時間でできますが、実際に屋外に貼られる印刷物と同じ環境ということで、日当たりのよい弊社の屋上に、選挙ポスターを模したものを貼っての実験です。
6月17日にスタートして数ヶ月。
真夏の太陽にギラギラと照らされ、太陽光だけでなく、風雨や黄砂、排ガスなどの影響も受けたポスターが、それぞれどのぐらい退色したのか。
最も色あせ防止効果があったのは、次のどれだったのか。
 ② 耐光インク印刷
 ③ UVカットラミネート
 ④ UVカットニス
また複合加工は、より効果を発揮したのか。
 ⑤ 耐光インキ印刷 + UVカットラミネート
 ⑥ 耐光インキ印刷 + UVカットニス

より詳しい実験内容と、結果についてと、
さらに、弊社の耐光印刷商品の紹介など、次回の記事でご紹介いたします。
乞うご期待!

※弊社独自のテストであり全ての環境での商品の品質を保証するものではありません。


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