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GCR [じーしーあーる]

カラーの色分解において,Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)の3色が重なる部分のグレー成分すべてをある比率で墨版(K=ブラック)に置き換える製版方法です。シャドー部分のCMYをスミ版に置き換えるUCRという方式もあります。置き換えた分だけインキは除去され、適当な量のブラックインキが生成されます。これにより、シャドー部のコントラストと細部の再現性がよくなります。また、印刷インキ量の削減と、ブロッキング防止の効果が得られます。しかし、効果を必要以上にをかけ過ぎるとカラーに比べ濃度不足を起こしたり、逆にシャドー部のコントラストをスポイルしますので注意が必要です。
グレー階調をブラック(墨)で表すので、総インキ量をコントロールでき、グレーバランスを安定させる方法として用いられ、カメラやオーディオ製品など全体が黒っぽいものに使用します。

HPGでの取組み
GCR採用により、20~30%のインキ使用量削減とスプレーパウダーの削減が出来ました。

2020年11月30日

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