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オーバープリント [おーばーぷりんと]

すでに印刷してあるところへ刷り込む、刷り重ねるという意味で、あるカラーの上に異なる色(版)が重なるように見せる処理です。ノセともいいます。画像合成の手法における「乗算」と似ていますが、全く別です。
墨(K)100%の文字や罫線を、色網を背景としてその上に配置する場合、オーバープリントに設定することで(スミノセという)、版ズレを目立たなくすることができます。もしオーバープリントではなくケヌキにすると、墨(K)版がズレた場合、その跡が白く抜けていることで、ズレが分かりやすくなります。
アドビ・イラストレーターやインデザインでデータを作成する際、カラーに関する属性で「塗り(線)にオーバープリント」にチェックを入れることで、オーバープリントになる機能があります。この設定をオンにしている場合、予期しない箇所でオーバープリントが反映される場合があるなど、トラブルの原因となりますので注意が必要です。

HPGでの取組み
スミノセは出力機側で設定しているので、オペレーターが設定する必要はありません。

2020年11月30日

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