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FMスクリーン　［えふえむすくりーん］

均等間隔に並んだ網点（ドット）の大きさで濃淡を再現する「AMスクリーン」と違い、微小ドットの並ぶ密度で色の濃淡を再現するスクリーニング技術です。粒子のように細かな点で表現されることで、細かな表現が行え、また色調の再現性が高いため、鮮やかな仕上がりになります。
AMスクリーンと比べて網点同士が重なり合うことがないため画質がよりシャープになり、ドットの配置位置がランダムなためモアレが発生せず、トーンジャンプが起きにくいという利点があります。ただし、細かいディティールの再現に優れる反面、広い面積の平網は苦手です。FMスクリーンは前提として高精度の印刷機が必要となり、コストがAMスクリーンよりかかるという特徴があります。
電波の変調方式にちなんだ名称で、周波数（波の粗密）の変化に情報を乗せる状態に似ていることからそう呼ばれます。

HPGでは過去に使用していましたが、現在は使用していません。

2020年11月30日