印刷用語集トップ ＞ 頭文字：き ・ 関連キーワード： 印刷

疑似特色　［ぎじとくしょく］

特定の色を他の色で代替した色のことで、主に特色で指定されている色を、CMYKのプロセスカラーへ変換した色のことを指します。疑似色、疑似カラー、代替え色、代替えカラーとも言います。
疑似特色は他のインキ・トナーで特色を擬似的に表現するものなので、元の特色とは多少なりとも色合いが変わります。メタリックカラーや蛍光色などは、CMYKのカラーでは表現できないので、大きく色彩が変わります。特色で指定されたカラーは、レーザープリンターやインクジェットプリンターでは、指定された特色トナーで印刷することが困難なため、疑似特色という形でCMYKのカラーへ変換します。特色はCMYKで再現できない色もあるので、特色インキ・特色トナーの使用を意図しない場合は、データ上に特色指定を残さないように注意が必要です。

2020年11月30日