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グロスゴースト [ぐろすごーすと]

先刷り面(表面)に文字・絵柄を印刷し、棒積み後、反対面(裏面)にベタ刷りをしたような場合、数日後に見たらベタ面に先刷りと同じ文字・絵柄が現れていることがあります。これは先刷りインキ中のビヒクル分が浸透によって、裏面のその部分に当たった後刷りインキの浸透が押さえられて、光沢が上がり影が発生すること、および先刷りインキが乾燥する過程で発散する分解生成ガスが、紙面に吸着され、裏面のその部分に当たる後刷りインキの乾きを促進して、光沢を高め、他の部分と光沢差となって現れることが原因です。この現象は一般的に印刷棒積み後、1日から1週間ぐらい経ってから現れ、季節的には、空気が乾燥しており静電気が発生しやすくて印刷物間が密着しやすくなる冬期に発生しやすい対応面からも、面倒なトラブルです。片面印刷後に、空気を入れると防ぐことができます。

HPGでの取組み
印刷後に空気を入れる等で、インキガスを排出させる。

2020年11月30日

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